絶対領域ネタ。コウヤ

 
「ヒーロ♪」
 上機嫌で貴水の楽屋を訪れる浅倉。
 「ん-?」
 顔を上げその格好を目にして一瞬言葉に詰まる貴水。
 「何?変?」
 貴水の表情に不服そうに浅倉が言った。
 「変じゃないよ?似合ってるけどスカートってさ。見えるじゃん脚」
 面白くなさそうな貴水の態度に妙に嬉しそうに浅倉が顔を覗き込んだ。
 「やっぱりやだ?」
 「パフォーマーとしては良いと思うよ。みんな喜ぶと思うし、でも俺個人としては賛成出来ない」
 覗き込んで来た浅倉に口付けると貴水は浅倉の脚を見つめた。
 「そっか」
 「うん。でも、心が狭いとか思われるのも癪だからこれで許すよ」
 浅倉を引き寄せると露わな太腿に唇を寄せて。
 「っ…ちょっ、ヒロっ。これからライブなんだよ…っ?!」
 覚えのある皮膚の吸われる感覚に思わず脚を引っ込めようとする浅倉。
 その浅倉の脚を押さえて不敵に貴水が口角を上げた。
 「…膝の裏の方だし目立たないよ」
 「そういう問題?!」
 「だって、大ちゃんは俺のだからね。そこは主張しとかないと」
 「…主張しなくたってヒロのだよ…」
 頬を染めて言った浅倉に貴水が目を細めて言う。
 「ありがと。俺も大ちゃんのだからね」
 「うん。解ってる」
 見つめ合ってキスを交わしてから。
 浅倉の格好を改めて見つめ貴水が言った。
 「…俺以外には絶対領域であってね?」
 「触れていいのは一人だよ」
 ─そんな開演前。

2013.01.09 by 管理人

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